遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年最初の出張講座の講師として、七ヶ宿町に行ってきました。

豊齢者大学の講座ということで、突然の入院に備えた「安心箱」と緊急ノート作りと

預金やカード類、暮らしの記録からお付き合いのメモまでまとめて整理する「安心ノート」を

用意する、つまりは、情報の整理をお伝えする内容でした。

私がいつもお伝えしている講座のタイトルが

「幸せを呼ぶ整理収納講座」

片づけで幸せになる方法をお伝えしているのですが、幸せってどういう状態のことかしらと

考えたとき、安心して暮らせることじゃないか。安心するには、何が不安でどうすれば解消

できるのか、その方法をご提案していこうと思うようになりました。

そこで、思い出したのが、高齢者の整理収納サポーターの仲間である、富樫明美さんが、事例研究

で紹介してくださった「安心箱」のこと。長年の看護士の経験からの工夫をされていて、これなら

高齢の方々にお勧めできると思い、前回の、片づけ講座の内容を大変評価してくださって、

もっと学びたいと言ってくださった町の皆さんにぜひ、お伝えしようと思いました。

100円ショップや病院の売店まで、いろいろ探してみると便利なグッズも見つかって、

ご紹介すると、皆さんがとても興味を持ってくださった。

なにしろ、私自身が介護の真っ最中なので、健康や介護、お金の心配まで、自分の身に起こる困りごと

にどう備えるかを具体的にお伝えできる。

実家の母が用意した遺言書作成の顛末には、とても関心を持って聞いてくださいました。

エンディングノートに近いけれど、死後のことではなく、今、必要な情報をまとめる作業なので、とても

参考になったし、ぜひ用意したいと言っていただけました。

今年は、積極的にこの講座を開催していきたいと思います。

お会いした方々が、少しでも安心して、安全に暮らしていけるように(佐伯)